近年、在宅ケアが推進され、精神障害者や五大疾患(脳血管疾患、心疾患、糖尿病、高血圧、精神疾患)を有する人々の地域での生活の安全と安定・欲求に基づくセルフケアが推進されています。また入院生活は短縮化され、病院は機能分化しています。そのような中、多職種の活躍も華々しく多職種との連携、看護の高度な専門性が重要になってきています。
看護職の中心的行為である病気や疾患を有する人々のセルフケアを促進する看護は日本でも1985年以降注目されています。特に在宅生活が促進される中、患者自身のセルフケア能力は特に重要になってきています。
これまでオレムやオレム・アンダーウッドのセルフケアモデルが五大疾患や慢性疾患患者への看護理論として用いられてきましたが、今回、オレムやオレム・アンダーウッドのセルフケアモデルをさらに人の理解と介入という視点から再構成した最新セルフケアプログラム、PASセルフケアセラピイをご案内いたします。
最新セルフケアプログラムは無意識・前意識の怒りや愛情の求めという衝動をもとに衝動の奥にある欲求(マズローの生理的欲求、安全の欲求、所属と愛情の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求)を探し欲求をもとにセルフケア上のニーズを明確にして意図的に意識的にセルフケアの過程をたどることを支援するプログラムです。すなわち食事や睡眠、仕事・活動や休息、孤独と人とのつきあい、治療や症状管理などの日常生活において衝動を動かして欲求を探し欲求をもとにニーズを明確にしてセルフケアを意図的に展開することを助けるプログラムです。
さらに最新セルフケアプログラムではあるセルフケアが改善できずセルフケアが困難になった患者へのPASセルフケアセラピイ(Psycho-Analytic Systems Theory based Self-Care Therapy,PAS-SCT,精神分析的システムズ理論を基盤としたセルフケアセラピイ,小谷・宇佐美,2018)の基盤となる知識や技能を修得します。
専門家をめざす方々にはぜひご参加いただければと思います。
2026年2月末日
合同会社セルフケアセラピイ
訪問看護ステーションこころ
セルフケア実践教育研究所
代表社員・管理者・精神看護専門看護師 宇佐美しおり
1.2027年開催日時と内容
| 日時 | 内容 | 実施者・備考 |
|---|---|---|
| 4月19日(日) 15-17時 |
最新セルフケアプログラム/PAS-SCTとは~自我のエネルギー運用とセルフケアの意図的過程 | 宇佐美しおり |
| 5月17日(日) 15-17時 |
総合アセスメント(身体・精神状態、自我・人格機能とセルフケア)とケース・フォーミュレーション | 同上 |
| 6月21日(日) 15-17時 |
セルフケアを推進するための治療的同盟関係①(出会い~契約~事例性) | 同上 |
| 7月19日(日) 15-17時 |
セルフケアを推進するための治療的同盟関係②(グランドメイトリックス/相互作用メンタルメイトリックス/共感/心的安全空間) | 同上 |
| 8月16日(日) 15-17時 |
患者・家族・治療チームの力動と専門看護介入 | 同上 |
| 9月20日(日) 15-17時 |
身体疾患でうつ・適応障害患者へのセルフケア看護介入 | 同上 |
| 10月18日(日) 15-17時 |
訴えの多い依存性・演技性スタイルの強い患者へのセルフケア看護介入 | 同上 |
| 11月15日(日) 15-17時 |
神経症不安・引きこもりの強い患者へのセルフケア看護介入 | 同上 |
| 12月20日(日) 15-17時 |
自傷行為・行動化を有する患者へのセルフケア看護介入 | 同上 |
| 2027年1月17日(日) 15-17時 |
認知症・高齢者のうつ病患者へのセルフケア看護介入 | 同上 |
| 2027年2月21日(日) 15-17時 |
治療的同盟関係を展開するための応答構成法 | 同上 |
| 2027年3月21日(日) 15-17時 |
不安面接法~理論と実践~ | 同上 |
2.実施者
◆宇佐美しおり(RN CNS Ph.D)
【現在】セルフケア実践教育研究所代表,合同会社セルフケアセラピイ 訪問看護ステーションこころ,代表社員・管理者・精神看護専門看護師
【最終学歴】
・熊本大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程修了
・聖路加看護大学(現聖路加国際大学)大学院博士前期・後期課程修了 (博士 看護学)
・精神看護専門看護師(CNS)認定
【経歴】
・碧水会 長谷川病院CNS
・兵庫県立大学看護学部講師
・熊本大学医療技術短期大学部,熊本大学医学部保健学科,生命科学研研究部元教授
・四天王寺大学看護学部・大学院看護学研究科元教授,看護実践開発研究元センター長
・セルフケア実践教育研究所代表
【主な活動】
オレム・アンダーウッドのセルフケアモデルをもとに精神疾患患者,身体疾患で精神的に不安定な患者,ケア困難患者への看護介入技法,セルフケアモデルをさらに発展させたPASセルフケアセラピィ(PAS-SCT)看護学会を設立。ケア困難患者への看護介入技法に関する理論の開発,実践,研究を進めており,同時にCNSの役割開発,効果に関する研究,慢性疾患患者の地域生活支援・災害支援における看護職の機能・役割,うつ/PTSD予防介入プログラム,コロナ禍および災害後のうつ/PTSD予防介入が実践できる災害人材育成に関する研究を行ってきた。
現在は精神科訪問看護ステーション,セルフケア実践教育研究所を立ち上げ精神的課題をもつ人々への最新セルフケアプログラムの展開,ケア困難患者へのPAS-SCTの実践と研究を行っている。
3.問い合わせおよび申し込み方法
連絡先:susami0201@gmail.com,宇佐美しおり:
4.参加費
12回 26,400円(1回2,200円),振込先についてはお申し込み時にお伝えします。
